マレーシアにMM2Hで移住してくると、日々の食材選びはとても大切になります。
中でも、マレーシアの食卓に欠かせないのが「鶏肉」。
というのも、多民族国家のマレーシア、イスラム教徒は豚肉を食べませんし、ヒンズー教徒は牛肉を食べないために、必然的に鶏肉の消費量がとても多いのです。
マーケットでずらりと並んだ丸鶏を見て、「あれ?日本の鶏よりもふっくらしてる。ホルモン剤を打っているのでは?」と心配になったり、「カンポンチキンって何?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。
そんなあれこれを調べてみましたので、ぜひ鶏肉選びの参考にしてください。
マレーシアの鶏は成長ホルモン剤を使っていない!
まず安心していただきたいのが、「マレーシアの鶏にはホルモン剤は使われていない」ということ。
マレーシア政府は国際基準に合わせて、成長ホルモン剤の使用を法律で全面禁止しています!
ですので、スーパーで売られている丸々した鶏は、ホルモン剤のせいではなく「品種」や「飼育方法」の違いによるものなのです。
マレーシアでたくさん流通しているのは「ブロイラー」と呼ばれる肉用種。
短期間で肉がしっかりつくように改良された品種で、35〜42日ほどの飼育で出荷されます。
そのため、倍ほどの時間をかけて飼育する日本の地鶏に比べると、ぽってりした見た目になるんだそう。
抗生物質は限定的に使われる
一方で、抗生物質については病気の予防や治療目的で抗生物質を使うことがあります。
ただし、成長を早める目的での使用は禁止されており、出荷前には「休薬期間」を守ることが義務づけられているため、肉に残らないよう管理されています。
特に多くの鶏肉はハラル認証を受けていて、薬剤の使い方も審査の対象ですので、基本的には安心して購入できます。
鶏肉を選ぶときのポイント
マレーシアのスーパーや市場では、いろいろな種類の鶏肉が並んでいます。ここでは代表的な種類と選び方のポイントをまとめます。
・ブロイラー(Broiler)
マレーシアで最も一般的な鶏肉。柔らかくてジューシーなので、カレーや炒め物、グリルにぴったり。価格も手頃なので、日常使いには一番選びやすいタイプです。
・カンポンチキン(Ayam Kampung)
「カンポン」とはマレー語で「村」の意味。いわゆる地鶏タイプで、自然に近い環境で育てられています。
肉質は少し固めですが、旨みが濃く、スープや蒸し料理にすると絶品。
ローカルの人は「体にいい」と信頼している印象です。
・オーガニックチキン(Organic Chicken)
最近スーパーでも見かけるようになったオーガニックチキンは、抗生物質や化学飼料を使わずに育てられたもの。
価格は高めですが、健康志向の方や小さなお子さんがいる家庭には人気です。
パッケージされたものには、「Antibiotic-free(抗生物質不使用)」ときちんと記載されています。
・ブランド鶏
マレーシア国内にもいくつかの有名ブランド鶏があります。
特定の農場で育てられ、飼料や飼育環境にこだわった商品で、スーパーの精肉コーナーに並んでいます。
日本の「さくらどり」を扱っているお店もあります。
・黒い鶏(Ayam Cemani)
皮も肉も内蔵も黒い、ちょっと小ぶりの鶏です。
漢方的に体に良いとされ、スープにされることが多いです。
ブロイラーに比べると、値段も少し高めです。
ハラル認証
マレーシアでは、鶏肉の多くに「ハラル認証マーク」がついています。
これはイスラムの教えに沿って屠畜・加工されたことを示すだけでなく、薬剤の管理や飼育方法も一定の基準を満たしていることを表しています。
イスラム教徒の方を家での食事に招く場合などには、必ずこのハラル認証をうけた鶏肉を使用するようにしましょう。
まとめ
MM2Hで移住してマレーシアに住むと、たくさん種類のある鶏肉の「どれを買えばいいの?」と迷いますよね。
ぜひいろいろな鶏を試して、マレーシアならではの食文化を楽しんでみてくださいね!