MM2Hでマレーシアに移住してしばらくすると、祝日やお祭りの時期に「四角いごはん」を見かけることがあります。
これ、実はマレー料理の定番「クトゥパ(Ketupat)」という食べ物。
ハリラヤ(ラマダン明けのお祝い)の時に、たくさん緑色の四角いオーナメントが飾られますが、実はそれがクトゥパなのです。
このクトゥパ作りを体験してきたので紹介します。
クトゥパとは?四角いごはんの正体
クトゥパは、一言でいうと「ヤシの葉で編んだ袋に入れて炊いたごはん」。
袋の形は立体的で、中に押し固められたごはんがぎゅっと詰まっています。
普通のごはんと違うのは、葉っぱの香りがほんのり移ること。
形がしっかりしているので手でつかんで食べやすいのも特徴です。
どうやって作るの?ヤシの葉で編む「器」
クトゥパ作りで一番ユニークなのが、入れ物になる「ヤシの葉の器」。
今回、マレー系のおばちゃんに、この編み方を教えてもらいました。
まず、若いココナッツの葉(ニッパヤシやココナッツの葉が使われます)を細長く縦に割きます。
それをリボンのように編み込み、四角い小さなケースを作ります。
おばちゃんがスイスイと作っているので、簡単かと思いきや・・・めっちゃ難しい!!!
「上だっけ、下だっけ?」と格闘しながら(あまりの覚えの悪さに笑われながら)一つ編むのがやっとでした。
その間におばちゃんは何個も何個も編んでいきます。
さて、出来上がったこのケースに生米を半分くらい詰めます。
あまり入れすぎると膨らんで破けるそう。
大きな鍋で数時間ぐつぐつと茹でると、お米が葉っぱの中で膨らみ、四角いごはんの完成!
見た目よりも時間も手間もかかるので、最近はスーパーで既に茹でられた真空パックのクトゥパを買う人も多いとか。
いつ食べるの?ハリラヤとごちそうの定番
クトゥパが大活躍するのは、イスラム教の大きな祝日「ハリラヤ・アイディルフィトリ(断食明けのお祭)」です。
家族や親戚が集まってごちそうを囲むとき、テーブルの中央に必ずと言っていいほど並んでいます。
もちろん、普段の食卓や屋台でも見かけることがありますが、特にハリラヤのイメージが強い食べ物です。
クトゥパはどうやって食べるの?相性抜群のおかず
クトゥパ自体はただのごはんなので、いろんなおかずと組み合わせて食べます。
その中でも、ルンダンやサテーとは相性抜群だと思います!
・ルンダン(Rendang):牛肉をココナッツミルクやスパイスでじっくり煮込んだ料理。
ピリ辛で濃厚なルンダンに、さっぱりとしたクトゥパがよく合います。
・サテー(Satay):ピーナッツソースをつけて食べる焼き鳥。
サテーを買うと、「クトゥパは?」と聞いてくれる屋台もあります。
食べるときは、ヤシの葉をペリペリと剥いて中の四角いごはんを取り出します。
包丁で小さく切ってからお皿に盛り、おかずのソースを絡めると食べやすくていいですよ!
まとめ
MM2Hでマレーシアに移住したら、ハリラヤ中によくみかける、かわいい四角いごはん。
クトゥパは、ヤシの葉に包まれた四角いごはんで、マレーシアの食文化に欠かせない存在です。
今回、初めて手作りしてみたのですが、思ったより難しかったです!!
さらさらとクトゥパの容器を編み上げるマレー系のおばちゃんとのやり取りがとても楽しかったですよ!