マレーシアでのロングステイを豊かなものにしてくれるのは、やはり奥深い食文化。
今回は、中国料理の中でも最高峰の滋養強壮スープと言われる「仏跳牆(フォーティャオチァン)」、通称ブッダジャンピングスープをご紹介します。
「仏様ですら、その香りに誘われて垣根を飛び越えてやってくる」という名を持つこのスープが、実はクアラルンプールのローカル店で気軽に楽しめるんですよ。
「飲む美容液」とも呼ばれるブッダジャンピングスープとは?
ブッダジャンピングスープは、中国福建省発祥の高級薬膳スープです。
本来は、干しアワビ、干しナマコ、フカヒレ、ホタテ、高麗人参といった希少な高級食材を数十時間かけて煮込みます。
コラーゲンやミネラルが凝縮されており、「滋養強壮」や「美肌効果」を期待して、中華系マレーシア人の間でも「ここぞという時の活力源」として親しまれています。
高級レストランでは1杯数千円から、時には数万円(!!)することもあるこのスープですが、今回ご紹介するお店では、驚くほどリーズナブルにそれを味わえます。
活気あふれる名店「Kedai Kopi Sing Kee」
訪れたのは、朝7時から営業しているローカルの有名店「Kedai Kopi Sing Kee」。
観光客向けのレストランではなく、地元の食通が通う活気あふれるコピティアム(伝統的な喫茶食堂)です。
店員さんがフレンドリーで、「今日はスープを飲みに来たのかい?」と声をかけてくれます。
スープは非常に人気で、お昼前には売り切れてしまうことも。
ぜひ早めの朝食やブランチを狙って足を運んでみてください。
実際、お昼に伺ったときには最後の1杯のスープでした!
体の芯から温まる、深いコクと感動
今回いただいたスープは、大型の蒸し器でじっくりと個別に蒸し上げられたもの。
ひと口飲むと、様々な食材から溶け出した複雑で深い出汁の味が口いっぱいに広がります。
見た目は透き通った地味なスープですが、その奥にあるコクは、日本のコンソメや和風出汁とはまた違う、体にじんわりと染み渡るような優しさがあります。
「最近少し疲れが溜まっているな」と感じたときや、マレーシアの冷房で体が冷えてしまったとき、この一杯が最高のご馳走になりますね。
まとめ
MM2Hでマレーシアに住む醍醐味は、こうした「本物の食」が日常にあることです。
高級ホテルで贅沢にいただくのも素敵ですが、時にはローカルの風に吹かれながら、歴史ある養生スープで心身を整える。
そんな、毎日も楽しいですよ。