マレーシアの駄菓子屋さんや小さな雑貨店で、細長い鞭(ムチ)が売られているのを見たことはありませんか?
初めて見ると、「え、これって本物?」「今でも使うの?」とちょっとドキッとしますよね。
この鞭、rotan(ロタン)と呼ばれます。
今回はその意味や背景をご紹介します。
rotan(ロタン)ってそもそも何?
rotanとは、籐(とう)=ラタン素材で作られた細い棒のこと。
家具やカゴにも使われる、あのラタンと同じ素材です。
軽くて丈夫で、適度なしなりがあります。
この特性から、昔のマレーシアでは「しつけ」や「規律」を象徴する道具として使われてきました。
少し前までのマレーシアでは、学校で先生がrotanを持っていて、悪さをすると、手のひらをピシッと叩かれるという光景が珍しくなかったそう。
「rotanは使われていたわけではなく、見せるだけで効き目がある存在だった」という人もいます。
日本でいう、昔の竹刀やゲンコツ(?)みたいなものでしょうか??
今でもrotanは使われているの?
結論から言うと、日常生活では、ほぼ使われていないそうです。
現在のマレーシアでは、私立校、インターナショナルスクールを含めて、すべての学校での体罰は原則禁止されています。
親世代も「自分は叩かれたけど、子どもにはしない」という考えが主流です。
なので、しつけるためにrotanを使う時代は終わっています。
ただし例外がひとつ。
マレーシアでは、重大犯罪に対する刑罰としての鞭打ち刑(caning)が、今も法律上は存在しています。
これは一般人が行うものではなく、厳格に管理された司法制度の一部です。
なぜ今も売られているのか
では、なぜrotanが今でも駄菓子屋や雑貨屋で売られているのでしょう?
それは、昔を知る人にとってのノスタルジーグッズだからだそう。
ローカルの人が見ると、「あぁ、なつかしい!」となるんだそうです。
実用品というより、文化の名残として置かれているんですね。
まとめ
マレーシア人に聞くと、笑って「懐かしい!自分の小さいころは、怖かったよ」と言われるrotan。
今では使われることはほぼありませんが、ノスタルジーグッズとして売られています。
マレーシアの文化の中には、昔ながらの厳しさと、今のおおらかさが残っていて面白いですね。
MM2Hでマレーシアに移住されたみなさん、お店で見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。
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