マレーシアへの渡航日を目前に控え、パッキングや公的手続きに追われている方も多いのではないでしょうか。
新しい生活への期待が高まる一方で、現地での「医療や健康」に漠然とした不安を抱えている声をよく耳にします。
実は、マレーシアは東南アジアの中でも医療水準が非常に高く、クアラルンプールなど都市部の私立病院では日本語対応が可能なケースも珍しくありません。
しかし、日本と決定的に異なるのが「医療費」と「保険制度」です。
マレーシアには日本の国民皆保険のような制度はなく、長期滞在者が現地の私立病院を受診する場合、原則として全額自己負担(自由診療)となります。
医療費が高額になるケースもあるからこそ、健康な状態で渡航することが最大の安心材料になります。
今回は、現地生活をスムーズに立ち上げるために、「日本にいるうちに絶対に済ませておくべき4つの健康メンテナンス」をご紹介します。
精密な人間ドック・がん検診
マレーシアの私立病院でも健康診断(ヘルスチェック)のパッケージは充実していますが、やはり自分の言葉が通じる日本で、最新機器による精密検査を受けておくことを強くおすすめします。
早期発見のメリット: 万が一、自覚症状のない疾患が見つかった場合、日本で治療を終えてから渡航する方が精神的・経済的負担が圧倒的に少なくなります。
基準値の把握: 日本での最新の検査結果をデータで持っておくことで、現地で体調を崩した際の比較対象になります。
各種ワクチンの計画的な接種
マレーシアでの生活に向けて、感染症リスクを最小限に抑えましょう。
現地でもワクチンの接種は可能ですが、複数回の接種が必要なものもあるため、日本で早めに計画を立てるのが安心です。
かかりつけの病院がある場合は相談して、接種計画をたててください。
推奨される主なワクチン:
・A型肝炎・B型肝炎: 飲食や怪我を介した感染リスクに備えます。
・破傷風: ガーデニングやアウトドアを楽しむ予定の方は必須です。
眼科検診とコンタクト・眼鏡の調達
意外と盲点なのが「目」のメンテナンスです。
マレーシアは年間を通じて日差しが非常に強いため、想像以上に目が紫外線のダメージを受けやすくなります。
・予備の眼鏡: 「現地で買えばいいか」と思っていると、度数調整やフィッティングに手間取ることがあります。万が一の破損に備え、日本で度数の合った予備の眼鏡を必ず1本多く作っておきましょう。
・使い慣れたコンタクトレンズのまとめ買い: 日本のコンタクトレンズの品質とラインナップは世界トップクラスです。
マレーシア現地では特定のメーカーが手に入りにくかったり、輸入品扱いで割高だったりすることが多いため、数ヶ月〜半年分を多めに持参すると良いでしょう。
・サングラス:渡航初日、空港から一歩外に出た瞬間から強い紫外線にさらされます。
お気に入りのUVカットサングラスは手荷物に入れておきましょう。
常用薬の「英文診断書・処方箋」の作成
・常用薬の「英文紹介状(Medical Report)・英文処方箋」の作成:
持病があり、日本で継続して薬を処方されている方は、必ず主治医にマレーシアへ長期滞在する旨を伝えてください。
現地で医療機関を引き継ぐ(転院する)ために、以下の準備が不可欠です。
・英文の紹介状(Medical Report)の依頼: 現地の医師にこれまでの治療経過を正確に伝えるため、「英文の紹介状(Medical Report)」を依頼しておきます。
そうすると、マレーシアの病院でスムーズに引き継ぎができます。
・「一般名(成分名)」の把握: 薬の「商品名(ブランド名)」は国によって異なりますが、世界共通の「一般名(Generic Name/成分名)」が英語でわかれば、マレーシアの医師も現地で流通している同じ効能の薬をすぐに見つけて処方できます。
お薬手帳の英語併記や、英文処方箋を出してもらいましょう。
まとめ
マレーシアで快適で豊かなロングステイを送るための最大の資本は、何よりも「健康」です。
現地にも素晴らしい医療サービスは存在しますが、日本の整った医療環境を渡航直前まで活用し、不安要素を徹底的に取り除いておくことこそが、最高の移住準備になります。
万全の体調で、素晴らしいマレーシア生活のスタートを切ってくださいね。