マレーシアでの素晴らしいロングステイを終えて、MM2Hビザをキャンセル(解約)される際、多くのお客様からいただくご質問があります。
「ビザを解約しても、マレーシアの銀行口座はそのまま使い続けられますか?」
また旅行でマレーシアに来るかもしれないし、マレーシアの金利が良いから残しておきたい、というお気持ちはとてもよく分かります。
かつては「ビザを失効させても、普通口座だけなら維持できる」と言われていた時代もあり、ネット上にもそうした古い情報が残っていることがあります。
しかし、ここ最近のマレーシアの銀行側の対応は劇的に厳格化しています。
今回は、MM2Hキャンセル後の現地銀行口座を取り巻く最新の「二極化」と、見落としがちな運用の壁について解説します。
銀行の対応は「二極化」と「厳格化」
結論から言うと「以前よりずっと維持しにくくなっている」のが実情です。
銀行によって、また支店や担当者によっても対応が分かれます。
・ビザ解約と同時に「口座閉鎖」を求められるケース
現在、最も増えているパターンです。
MM2Hビザをキャンセルした時点で「非居住者」とみなされ、定期預金の解約(返金)と同時に普通口座も閉めるよう促される銀行が増えています。
・本店に見つかると「強制閉鎖」になるケース
支店レベルや担当者レベルでは「残しておいてもいい」と言われても、後日、本店でビザの失効が判明し、口座が閉鎖されてしまうこともあります。
一方で、マレーシアらしい(?)曖昧さもあり、閉鎖の連絡がきたのに、なぜか口座が残っていたりする場合もあります。
ただし、これはあくまで「例外」であり、永続的な維持を保証するものではありません。
口座を残せたとしても立ちはだかる壁
たとえ運良く口座を残せたとしても、以下のタイミングでトラブルが発生しやすくなります。
・ATMカードの有効期限が切れたとき
カードの更新には有効なビザの提示を求められるのが一般的です。
ビザがない場合、新しいカードが発行されず、実質的に現金が引き出せなくなります。
・新しく何かを作ろうとしたとき(クレジットカード等)
「口座があるから大丈夫だろう」と思ってサービスを申し込もうとすると、そのタイミングでビザがないことがばれてしまい、作れないこともあります。
まとめ
今のマレーシアの銀行業界において、有効な滞在ビザを持たない外国人の口座維持に対する風当たりは年々強くなっています。
「せっかく作った口座だから」と無理に維持を試みた結果、将来的に日本から資金を動かせなくなったり、現地への緊急渡航を余儀なくされたりするリスクを考えると、ビザの解約手続きと同時に、現地の資金をきれいに整理し、日本への海外送金を確実に済ませておくことを強くおすすめします。
私たちJMマイセカンドホームコンサルタンシーでは、ビザのキャンセルだけでなく、「現地口座の資金回収・送金手続き」に関しても、最新の銀行ルールに基づいた確実なサポートを行っております。
解約後の資産の取り扱いに不安がある方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。