マレーシアは多民族国家でありながら、それぞれの民族独自の伝統文化がしっかり息づいているところが面白い国です。
今回は、そんなマレーシアの魅力のひとつ、「ワウ(Wau)」という伝統的な凧についてご紹介します。
ワウって何?マレーシアの伝統的な凧
「ワウ(Wau)」は、マレーシアの伝統的な凧で、美しい装飾とユニークな形が特徴です。
特に有名なのは「ワウ・ブラン(Wau Bulan/月の凧)」。半月形のような優雅なカーブを持つデザインが印象的。デザインは複雑で、特にお花が描かれることが多いです。
他にも、ワウ・クチン(猫凧)やワウ・メラク(孔雀凧)など、色々な形で作られています。
実はこのワウ・ブラン、みなさん必ず見たことがあるんです。
これ、マレーシア航空のロゴマークとしても使われているんですよ!
また、1リンギット紙幣の裏側にもワウのデザインが描かれています。
このように、ワウは、マレーシア文化を象徴するモチーフのひとつなんですね。

ワウの歴史と文化
ワウの起源はマレー半島の東海岸、特にクランタン州やトレンガヌ州にあるとされています。もともとは農民たちが収穫後のひとときを楽しんだり、水田の鳥を追い払うために使われていたそうです。
ワウ作りは職人の技が光るアートです。竹を骨組みにし、切り抜いた紙を重ねて接着していきます。色鮮やかな紙を使用することで、模様が浮き上がってきます。風に乗せると「ブーン」という独特の音を奏でるものもあります。
どんな時に使われるの?
ワウは、今でも地域の伝統行事やフェスティバルで見ることができます。
特に有名なのがクランタン州で開催される「ワウ・フェスティバル」。ここでは凧揚げコンテストや、ワウ作りのワークショップなどが行われ、地元民だけでなく観光客にも大人気のイベントです。
クアラルンプールでも見たい!という人のために、地元の人が凧あげをする公園をご紹介しますね。
どこで手に入るの?
マレーシア国内では、観光地や空港のお土産店などでワウを購入できます。クアラルンプールのセントラルマーケットでは、装飾用の大小さまざまなワウが売られています。一つ一つデザインが違うので、好みのものを見つけてみてくださいね。
ワウを通してマレーシア文化をもっと知ろう
ワウは、マレーシア人の美的感覚や自然とのつながりを象徴する伝統文化のひとつ。MM2Hでマレーシアに移住したら、この美しいフォルムのカラフルな凧が空に舞う姿を、一度は見てほしいです。
大阪万博のマレーシアパビリオンでも、ワウが飾られていました。日本で実際にこの凧を見てみたい人は、ぜひ会場に足を運んでみてくださいね。
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