ハラルってよく聞くけど、どういう意味?
マレーシアに移住すると、スーパーやレストランでよく目にする「ハラル(Halal)」という言葉。簡単に言うと、イスラム教の教えに従って「許されたもの」という意味です。逆に、「ハラム(Haram)」は禁じられたもの。
たとえば、豚肉やアルコールはハラムで、イスラム教徒(ムスリム)の方は口にしません。それだけでなく、加工や調理の過程でもルールが細かく決まっているのが特徴です。
ハラル認証マークとは?マレーシアは世界でもトップレベルの厳しさ!
マレーシアでは、JAKIM(マレーシア・イスラム開発局)という政府機関がハラル認証を行っています。
このJAKIMのハラル認証マークがついている食品や商品は、「厳しい基準をクリアして、ムスリムが安心して使える」と保証されたものです。
・原材料の産地
・工場での製造過程
・他の原料と混ざらないようにするための衛生管理
・アルコールが含まれていないこと
など、チェック項目は多岐にわたります。実はこのマレーシアのハラル認証は、世界でも信頼性が高いことで有名なんですよ。
食べ物をムスリムの方に渡すときに気をつけたいこと
マレーシアでは、友達やご近所に日本からのお土産など、ちょっとした差し入れをすることも多いですよね。ムスリムの方に食べ物を渡すときは一言「これはハラルです」と伝えるか、明確に表示すると良いですよ。
食べ物を渡す際のポイント:
・パッケージにJAKIMのハラルマークがあるものを選ぶ
・自作の料理を渡す場合は、豚肉・アルコールを使っていないことを伝える
・チョコレートやお菓子も、ゼラチンや乳化剤の原材料に注意(豚由来のことがあります)
ハラルかどうかがわからない場合は、無理に渡さないほうがベターです。
マレーシア生活でハラルの意識が自然と身につく
最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、マレーシアに住んでムスリムの友人が出来ると自然と「これはハラル?」「この店はムスリムも利用できる?」という感覚が身についてきます。
スーパーやレストランで、ハラルマークを見つけてみてくださいね。
まとめ:ハラルを理解することは、マレーシアでの共生の第一歩
マレーシアは多民族・多宗教国家。だからこそ、相手の文化や宗教を尊重する姿勢がとても大切です。
ハラル認証マークを知ることは、その第一歩。ムスリムの方との信頼関係にもつながりますし、何よりMM2Hでのマレーシア生活がもっとスムーズで楽しくなりますよ!