【2025年6月7日】マレーシアのハリラヤ・アディルアドハ(犠牲祭)ってどんな日?

【2025年6月7日】マレーシアのハリラヤ・アディルアドハ(犠牲祭)ってどんな日?

2025/06/03(火)

今年のハリラヤ・アディルアドハ(Hari Raya Aidiladha)は、202567日(土)と発表がありました。
これは、マレーシアの重要なイスラム行事のひとつです。

ハリラヤ・アディルアドハの意味や過ごし方、移住者が気をつけたいポイントをご紹介します。



【2025年6月7日】マレーシアのハリラヤ・アディルアドハ(犠牲祭)ってどんな日?

ハリラヤ・アディルアドハとは?【犠牲祭の意味】

ハリラヤ・アディルアドハは、イスラム暦で最も神聖な行事のひとつ。アラビア語ではイード・アル=アドハ(Eid al-Adha)と呼ばれ、直訳すると「犠牲の祭り」です。

これは、預言者イブラヒム(アブラハム)が神への忠誠を示すために息子を犠牲にしようとしたエピソードに由来します(最終的には神が羊を代わりに用意したという話)。この物語を記念して、ムスリムたちは羊や牛、ヤギなどを捧げて、貧しい人々とお肉を分かち合います。



【2025年6月7日】マレーシアのハリラヤ・アディルアドハ(犠牲祭)ってどんな日?

マレーシアでの祝日の様子

マレーシアではこの日、国の祝日となり、多くの人が家族と一緒に過ごします。

ムスリムの人たちは、家族で朝早くからモスクで礼拝をおこないます。その後、モスク内で動物の犠牲(コルバン)が行われます。コーラン(イスラム教の聖書)を唱えながら行う姿は神々しく、謙虚な気持ちになります。

そのお肉は、その場で調理されてふるまわれたり、親戚や近所、困っている人に分配されたりします。これはまさに「共に生きる」というイスラム教の価値観が表れています。



【2025年6月7日】マレーシアのハリラヤ・アディルアドハ(犠牲祭)ってどんな日?

MM2H移住者が知っておくと良いこと

・公共施設や役所はお休みになります(州によっては翌週の月曜も連休に)。

・イスラム教徒の友人・知人には「Selamat Hari Raya Aidiladha(スラマッ・ハリラヤ・アディルアドハ)!」と声をかけてみましょう。とても喜ばれますよ。

モスクでの見学を受け入れているところもあります。見学に行く際には、必ず宗教に敬意を示し、肌を出さない恰好で行きましょう。女性は髪も隠します。(モスクへの事前確認要)。



ハリラヤ・ハジとの違いは?

実はこの祝日、「ハリラヤ・ハジ」とも呼ばれています。ハジはメッカ巡礼のことを指し、この時期は世界中のムスリムたちがサウジアラビアに巡礼に行くため、空港も大混雑する時期です。



まとめ:異文化を知ることで、マレーシア生活がもっと豊かに!

マレーシアは多民族・多宗教の国。MM2Hで移住する際に、こうした文化行事を知っておくとより楽しめますね。この機会に、イスラム文化にちょっぴり触れてみませんか?

Selamat Hari Raya Aidiladha