【マレーシアの自転車事情】街では少数派!競技は世界レベル!!

【マレーシアの自転車事情】街では少数派!競技は世界レベル!!

2025/06/10(火)

マレーシア移住を考えている方の中には、「マレーシアで自転車に乗れるの?」「自転車通勤って可能?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

実はマレーシアでは、街中で日常的に自転車に乗る人はほぼいません。理由はシンプルに、暑さと交通事情。気温30度超えが当たり前の気候に加えて、車社会で自転車レーンが整っていない場所も多く、普段自転車に乗るにはかなり厳しいのです。

とはいえ、マレーシアにも自転車愛好家は確実にいて、特に早朝や週末に郊外のサイクリングロードや公園では、ロードバイクを楽しむ人たちを見かけることがあります。



競技レベルでは世界レベル!!


日常生活では影が薄めの自転車ですが、競技となると話は別。マレーシアには世界的に有名なプロサイクリストがいるんです!

彼の名は、アジズルハスニ・アワン(Azizulhasni Awang)。トラック競技を専門とするマレーシア代表選手で"The Pocket Rocketman(ポケットロケットマン)"というニックネームでも親しまれています。

このニックネーム、彼の小柄な体格(身長約168cm)でも爆発的なスピードを持っていることからつけられたものだそう。まさにロケットのような加速力で、数々の国際大会を制してきました。



ポケットロケットマンの輝かしい成績


アジズルハスニ選手は、これまでに世界選手権でのメダル獲得はもちろん、リオオリンピックでは銅メダル、東京オリンピックでは銀メダルも獲得しています。

これはマレーシアの自転車競技史上、初の快挙です。

彼の活躍は、国内でも大きな話題になり、「自転車=プロスポーツとして取り組める競技なんだ」という認識を広めるきっかけにもなっています。




競技施設やイベントなどは?

近年では、マレーシア政府やスポーツ団体もサイクリング文化の普及に力を入れはじめています。クアラルンプール郊外には競技用のベロドロームもあり、トラック競技の練習や大会も開催されています。

また、週末には「チャリティサイクルイベント」なども少しずつ増えており、自転車に興味がある方が参加しやすい雰囲気になっています。



マレーシアで自転車を楽しむコツ

もし「マレーシアでも自転車ライフを楽しみたい!」と思っているなら、基本的には公園でのサイクリングになります。

以下のポイントに気をつけるといいですよ。

  • 早朝や夕方を狙う(日中は暑さがかなり厳しい!)

  • サイクリングロードや公園でレンタルサイクルを利用(TitiwangsaやPutrajayaやなど)

  • 自分で購入するならスポーツタイプの自転車が便利(舗装されていない場所も多いため)




まとめ

マレーシアの日常では自転車はまだ少数派かもしれませんが、競技の世界では一流選手が活躍している国です。ポケットロケットマン、Azizulhasni Awangのような存在は、マレーシアの誇りとも言えます。

MM2Hで移住後の新しい趣味として「自転車」を選んでみるのも良いかもしれませんね!