マレーシア移住を考えている方の中には、「マレーシアで自転車に乗れるの?」「自転車通勤って可能?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
実はマレーシアでは、街中で日常的に自転車に乗る人はほぼいません。理由はシンプルに、暑さと交通事情。気温30度超えが当たり前の気候に加えて、車社会で自転車レーンが整っていない場所も多く、普段自転車に乗るにはかなり厳しいのです。
とはいえ、マレーシアにも自転車愛好家は確実にいて、特に早朝や週末に郊外のサイクリングロードや公園では、ロードバイクを楽しむ人たちを見かけることがあります。
競技レベルでは世界レベル!!
日常生活では影が薄めの自転車ですが、競技となると話は別。マレーシアには世界的に有名なプロサイクリストがいるんです!
彼の名は、アジズルハスニ・アワン(Azizulhasni Awang)。トラック競技を専門とするマレーシア代表選手で"The Pocket Rocketman(ポケットロケットマン)"というニックネームでも親しまれています。
このニックネーム、彼の小柄な体格(身長約168cm)でも爆発的なスピードを持っていることからつけられたものだそう。まさにロケットのような加速力で、数々の国際大会を制してきました。
ポケットロケットマンの輝かしい成績
アジズルハスニ選手は、これまでに世界選手権でのメダル獲得はもちろん、リオオリンピックでは銅メダル、東京オリンピックでは銀メダルも獲得しています。
これはマレーシアの自転車競技史上、初の快挙です。
彼の活躍は、国内でも大きな話題になり、「自転車=プロスポーツとして取り組める競技なんだ」という認識を広めるきっかけにもなっています。
競技施設やイベントなどは?
近年では、マレーシア政府やスポーツ団体もサイクリング文化の普及に力を入れはじめています。クアラルンプール郊外には競技用のベロドロームもあり、トラック競技の練習や大会も開催されています。
また、週末には「チャリティサイクルイベント」なども少しずつ増えており、自転車に興味がある方が参加しやすい雰囲気になっています。
マレーシアで自転車を楽しむコツ
もし「マレーシアでも自転車ライフを楽しみたい!」と思っているなら、基本的には公園でのサイクリングになります。
以下のポイントに気をつけるといいですよ。
早朝や夕方を狙う(日中は暑さがかなり厳しい!)
サイクリングロードや公園でレンタルサイクルを利用(TitiwangsaやPutrajayaやなど)
自分で購入するならスポーツタイプの自転車が便利(舗装されていない場所も多いため)
まとめ
マレーシアの日常では自転車はまだ少数派かもしれませんが、競技の世界では一流選手が活躍している国です。ポケットロケットマン、Azizulhasni Awangのような存在は、マレーシアの誇りとも言えます。
MM2Hで移住後の新しい趣味として「自転車」を選んでみるのも良いかもしれませんね!