MM2Hでマレーシアに移住した皆さん、疲れた時はリラクゼーションサロンに行きたいですよね。実は、ここマレーシアには、マッサージ文化があります。
その中でもインド系マレーシア人に根付いている「アーユルヴェーダ」についてご紹介します。
マレーシアのアーユルヴェーダ
「アーユルヴェーダ」って聞くと、日本ではエステやスパの一環として紹介されていることが多いです。温かいオイルを額に垂らす「シロダーラ」のイメージがあるかもしれません。
でも実は、マレーシアではアーユルヴェーダは本格的な医療の一つとして扱われているんです。
インド系マレーシア人のコミュニティがあるところには、医者とセラピストが常駐している「アーユルヴェーダ・クリニック」が存在します。つまり、“エステ”というより“病院寄り”なんです。
アーユルヴェーダ・クリニックでは、ドクターが診察してくれます。診察といっても西洋医学のように血液検査やCTではなく、脈や舌を見て、体質(ドーシャ)を判断し、現在の症状や体調に合った施術をおすすめしてくれます。また、アーユルヴェーダは予防医学に優れているので、生活で気を付けるべきこととか、摂るべきハーブとか教えてくれますよ。
施術はシロダーラだけではありません!
・全身オイルマッサージ(アビヤンガ)
・発汗療法(スウェルダナ)
・ハーブの粉マッサージ(ウドワルタナ)
・ハーブ温湿布(キリ)
・目のトリートメント(ネートラバスティ)
など、症状や目的に合わせてかなり多彩な施術が用意されています。
肩こりや腰痛、冷え性、生理不順、胃の不調、不眠、ストレスなど、西洋医学ではアプローチしにくい慢性的な症状にも効果があると言われています。
気になるお値段は・・・?
マレーシア全体の物価は、日本に比べると少し安いこともあり、アーユルヴェーダの施術も、日本に比べるとリーズナブル。
例えば、全身のアビヤンガ(オイルマッサージ)+シロダーラのコンボがRM180~(約6,000円~)くらいで受けられます。日本だとこの内容であれば2万円近くしそうですよね?
おすすめのクリニック
おすすめは、ブリックフィールズにあるアーユルヴェーダ・ウェルネスセンター。お隣には姉妹店のKerala Ayurvedic Lifestyleがあります。
ドクターとのカウンセリングの後、施術は木製のベッドで行われます。経験豊富なインド人のセラピストさんがたっぷりの薬草オイルやハーブを使って、しっかり全身をマッサージしてくれますよ。(※要予約)
待合室で待っていると、現地のインド系マレーシア人たちは、アーユルヴェーダを、ただのリラクゼーションじゃなく、体調管理の一環として取り入れているようです。年齢性別問わず、たくさんの人が利用していることがわかりました。
まとめ
MM2Hでマレーシアに暮らしていると、暑さや食生活、環境の変化で意外と体調を崩すこともあります。そんな時に試してみたいのがアーユルヴェーダ。予防と治療の両方の要素を持っていて、ナチュラルでやさしい健康法です。
「なんとなく不調」「疲れがとれにくい」「病院でも解決しなかった慢性の悩みがある」…そんな時こそ、一度アーユルヴェーダの扉を叩いてみてはいかがでしょうか?