【マレーグマってどんな動物?】VM2026の公式マスコットに採用!

【マレーグマってどんな動物?】VM2026の公式マスコットに採用!

2025/06/22(日)
MM2Hでマレーシアに移住した方、これから移住を考えているみなさん、マレーグマってご存じですか。
マレーグマとは、マレーシアのボルネオ島の森に住む小さなクマなんです。

実はこのマレーグマ、2026年の観光キャンペーン「Visit Malaysia 2026(VM2026)」の公式マスコットに選ばれました!

【マレーグマってどんな動物?】VM2026の公式マスコットに採用!


マレーグマってどんな動物?


マレーグマ(英語名:Sun Bear、マレー語:Beruang Madu)は、東南アジアの熱帯雨林に生息するクマの仲間です。
実は、世界最小のクマなんですよ。体が小さい上に耳も丸くて、とても愛らしいんです!!

体長:約120〜150cm(大きめの犬くらい)

体重:25〜70kg

特徴:胸にある黄色〜オレンジ色のU字模様




愛称は「サンベア」


マレーグマの胸には、まるで朝日がのぼるような黄色い模様があります。
この模様が“太陽(Sun)”を連想させるため、「Sun Bear(太陽のクマ)」という愛称で呼ばれています。

実はこの模様、一頭一頭で微妙に形が違うんです。人間の指紋みたいですね!


木登りとハチミツが大好き


マレーグマは雑食で、昆虫や果物、ハチミツ、時には小動物も食べます。
中でもハチミツが大好物なので、マレー語では「Beruang Madu(ハチミツクマ)」とも呼ばれています。

爪がとっても鋭くて、器用に木登りができるのも特徴のひとつ。
熱帯雨林の高い木にスルスルと登り、ハチの巣を見つける探す姿はとってもユニークです。

実は絶滅危惧種…


残念ながら、マレーグマはIUCN(国際自然保護連合)が作成した絶滅危惧種(レッドリスト)に指定されています。

森林伐採や違法ペット取引、密猟などの影響で、野生のマレーグマは急速に数を減らしているんです。
特に毛皮や漢方薬にする目的で密漁されたり、ペットとして違法に取引されてしまうことも多いとか…。悲しいですね。


ボルネオ島のサバ州には「Bornean Sun Bear Conservation Centre(BSBCC)」という保護施設があります。

傷ついたり、親を失ったマレーグマたちがここで保護されています。
日本から寄付もできますし、観光客として訪問できるので、サバ州を訪れる際はぜひ立ち寄ってみてください。


Visit Malaysia 2026の公式マスコットに!


さて、マレーグマに関しての嬉しいニュースがあります!

このマレーグマ、なんと2026年に向けてマレーシア政府が展開する観光キャンペーン「Visit Malaysia 2026(VM2026)」の公式マスコットに選ばれました!

これは、マレーシア政府が「サステナブル・ツーリズム(持続可能な観光)」に本気で取り組もうとしている象徴でもあります。

マレーグマはマレーシア固有の動物で、まだまだ一般的には知られていません。
だからこそ、マレーシアらしさを象徴するキャラクターとして、世界中にその存在を広めようという意図があるんですね。

民族衣装を着たマレーグマは、可愛らしいマスコットキャラクターになっていましたよ。



まとめ


実はマレーシアには世界に誇れる生きものたちがいっぱいです。

MM2Hで移住した方も、マレーシアにこれから移住を考えている方も、ぜひボルネオ島まで足を運んで、保護施設でかわいいマレーグマに会ってみてくださいね。