MM2Hでマレーシアに移住されたみなさん、ローカルフードにチャレンジしていますか。
マレーシアにはとても美味しいローカルフードがたくさんありますが、今回は、在住者にも旅行者にも大人気のバクテー(Bak Kut Teh)をご紹介します。
バクテーってどんな料理?
バクテーとは漢字で「肉骨茶」と書きます。直訳すると「肉(肉=Bak)」「骨(Kut)」「お茶(Teh)」。
名前に「お茶」と入っていますが、実際にはお茶ではなく、漢方スパイスを煮込んだ豚肉のスープです。
豚肉は、スペアリブや三枚肉、骨付きもも肉など様々な部位を煮込んでいます。
中華系マレーシア人(主に福建系)によって伝統的に食べられてきた料理で、体を温める滋養食として親しまれているんですよ。
これ、お肉たっぷりなのに、朝ごはんに食べる人も多いんです!
中華系マレーシア人の元気の秘訣ですね。
スープタイプとドライタイプの違い
バクテーには大きく分けて2種類あります。どちらもファンが多いので、ぜひ両方試してみてほしいです!
① スープバクテー(Soup Bak Kut Teh)
もっともポピュラーなタイプ。
漢方のスパイス(八角、シナモン、クローブなど)とニンニクを効かせた醤油ベースのスープで、骨付き豚肉をじっくり煮込んでいます。
スープはお店によってあっさり系もあれば、しっかり濃いめもあります。
白ごはんにスープをたっぷりかけて食べると、もうとまりません!
② ドライバクテー(Dry Bak Kut Teh)
スープを煮詰めて、水分が少ない状態にしたアレンジ版。濃厚なタレが豚肉にしっかり絡んでいて、ごはんが進む系です。
ドライチリ、オクラなども一緒に炒められることも多く、スープバクテーに比べたらパンチがあります。
スープもドライも、お肉の部位が選べるお店も多いので、お好きなお肉を選んでくださいね。
家でも作れる!!バクテーの基本的な作り方
実は、家庭でもバクテーは作れます。
マレーシアのスーパーや市場では、「Bak Kut Teh Spices」と書かれたスパイスパックが簡単に手に入りますので、それを使ってスープバクテーを作ってみましょう。
作り方はシンプル:
1.大きめの鍋に水を入れて沸騰させ、豚肉を湯通しする。
2.湯通ししたお肉にひたひたのお水を入れ、スパイスパックとたっぷりのニンニク、醤油を投入、弱火で1〜2時間煮込む
3.塩・胡椒で味を調えて完成!
あとは好みで油揚げやキノコ、湯葉、青菜やレタスをトッピングしてくださいね。
でも、せっかくマレーシアに住んでいるのであれば、作るよりもいろいろなお店で食べて比べてみてほしいです。
現地の人も、「バクテーは大きな鍋でたくさんの量を作るからこそ美味しいんだよ」と言っていました。
おすすめバクテー店
はっきり言って、バクテーにハズレはないというくらい、どこで食べても美味しいです。
その中でも特におすすめのお店をご紹介します!
ミシュランビブグルマンに3年連続選ばれた、美味しさお墨付きのお店。ケポンにあります。
優しい味のスープは、初めて食べる方でも食べやすいと大評判。
揚げパンをスープに浸して食べてみてくださいね。
The Exchang TRXからほど近い、プドゥにあるバクテー屋さん。
バクテー以外の中華メニューも豊富です。
別添えのニンニクとチリをお好みで入れていただきます。
濃いめの味付けのドライバクテーも美味しいです。
③ Klangの「肉骨茶街」エリア
バクテー発祥の地とも言われるクランでは、たくさんの専門店があります。どこで食べても文句なく美味しいので、お気に入りの一店を見つけてくださいね。
バクテーをもっと楽しむために
バクテーには中国茶(特にプーアル茶)がセットで出てくることが多いです。
脂っこさを中和してくれるので、一緒にいただくとより美味しさアップしますよ。
また、現地の人はチリ醤油やニンニクをさらに追加して食べます。これもぜひ試してみてください。
まとめ
バクテーは、マレーシアの食文化を代表する料理のひとつ。移住してきたらぜひ味わってみたいローカルフードです。
朝から漢方たっぷりのバクテーをしっかり食べると体がポカポカ温まり、元気がチャージされますよ。
MM2H生活をより楽しくするローカルの食事、バクテーをぜひ試してみてくださいね。