【一度は訪問してほしい】マレーシアの「Dignity for Children」財団とは?

【一度は訪問してほしい】マレーシアの「Dignity for Children」財団とは?

2025/06/29(日)
クアラルンプールのセントゥル駅から徒歩10分くらいの場所に、貧困の子どもたちの希望を育てているNGOがあります。

それが「Dignity for Children Foundation(ディグニティ・フォー・チルドレン財団)」です。

マレーシアで暮らすMM2Hの方、これから移住を考えている方にぜひ知っていただきたい、素敵な活動をしているこの団体をご紹介します。
【一度は訪問してほしい】マレーシアの「Dignity for Children」財団とは?


Dignity for Childrenってどんな団体?

Dignity for Children Foundationは、1998年に設立されたマレーシアの非営利団体です。

設立者はマレーシア人牧師のサトヴィンダー夫妻(Elisha & Petrina Satvinder)。
貧困の中にある子どもたちに「尊厳(dignity)」をもって生きる力を与えたいという願いから始まった教育支援活動です。

たった20人から始まり、今では2000人もの子どもたちを支える大きなコミュニティへと成長しました。

貧困層のマレーシア人だけでなく、難民や無国籍の子どもたち、ロヒンギャ、アフリカ系、ミャンマー、パキスタンなど多国籍の背景を持つ子どもたちも含まれ、その数25か国にもなるそうです。

👉オフィシャルHPはこちら

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ホリスティックな教育を

Dignityの大きな特徴は、「ホリスティック教育(全人的教育)」を提供していること。

単なる読み書き計算だけではなく、心のケアや社会性、職業スキル、さらには創造性までを育む教育を行っています。

また、身につけた技術を発揮する機会も作っています。

eat x dignity(カフェ運営):接客や調理、バリスタなどを習い、実践します。

sew x dignity(ソーイング):洋裁技術を習得し、小物の制作を行います。制作物は販売されていて、お土産にぴったり。

cut x dignity(ヘアカット):美容師トレーニングの場として、地域の人に良心的な値段でカットを提供。

これらの活動はすべて、卒業した学生たちが「将来の選択肢を広げる」ための訓練場所です。

「支援を受けるだけ」の存在ではなく、「社会の中で自立して生きていく人」として育てていく姿勢が、とても印象的です。
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わたしたちにできることは?

MM2Hでマレーシアに暮らす日本人や、日本からこの団体に関心を持つ人にできることがあります。


・寄付をする

公式サイトからオンラインで簡単に行えます。


・商品を買って応援

「sew x dignity」で作られた商品を買うことが直接支援につながります。
縫製はとても丁寧で、使いやすい物が多く、日本へのお土産にもぴったりです。
スタッフのおすすめは、バティックのエプロン。男性にも女性にも合うセンスが良いバティック柄が多く、喜ばれるんですよ。


・ ボランティアとして参加する

最低2、3週間~ですが、ボランティアとして働くことも可能です。


・カフェでランチやティータイム

eat x dignity」に行って、料理やドリンクを楽しむのも支援になります。「bake x dignity」部門もあり、パンやケーキなども彼らが作っています。

全てのお店は、同じ区画内にありますので、まとめて訪問することが出来ますよ。

【一度は訪問してほしい】マレーシアの「Dignity for Children」財団とは?


まとめ

Dignity for Children Foundationは、国籍や年齢を問わず、あらゆる貧困の子どもたちに学ぶ場を与えているNGOです。

ぜひ一度足を運んで、ランチやショッピングなどで彼らを支援してみてはいかがでしょうか。