MM2Hでマレーシアに移住したら、目を引くのは美しい伝統衣装ではないでしょうか。
女性が着る長袖のトップスとロングスカートの組み合わせは「バジュクルン(Baju Kurung)」と呼ばれます。
男性用は「バジュマラユ(Baju Melayu)」です。
バジュクルンとは
「バジュ」はマレー語で「服」、「クルン」は「ゆったりした」という意味。
その名の通り、ゆったりとしたシルエットで、体のラインをあまり出さないのが特徴です。
トップスはヒップ下までの長さがあるものが多く、スカートはロングスカートです。
素材はシルクやコットン、ポリエステルなどさまざまで、刺繍やビーズが施された華やかなものもあります。
フォーマルからカジュアルまで幅広く使えます。
身体全体を覆うので一見暑そうに見えますが、ゆったりしているので意外と涼しく、年中暑いマレーシアの気候にぴったりなんです。
バジュクルンの購入方法
バジュクルンは、既製品を買うことも、オーダーメイドをすることもできます。
既製品の場合
気軽に手に入るのは、やっぱり既製品。
バジュクルンは初めて、という方は、まずはショッピングモールに足を運んでみてください。
特にハリラヤ前のショッピングモールでは、色もサイズもデザインも豊富な特設コーナーが並びます。
値段は、素材やデザイン、刺繍などで大きく変わります。
●既製品を買う際のポイント
とにかくたくさん試着をすること!
というのも、バジュクルンは見た目と着た感じが全然違うのです。
「これは似合わないかも」と思うのではなく、とにかく気になったらまずは着てみましょう。
オーダーメイドの場合
バジュクルンは、オーダーメイドでも作ることが出来ます。
自分の好きなデザイン、自分の体型に合ったものを求めるのであれば、ぜひオーダーメイドにチャレンジしてみましょう。
●オーダーメイドの方法
1.布を購入
その時に、作ってもらいたいデザインの写真を持っていくと、こういう生地が良い、とか、必要な生地の長さのアドバイスをもらえます。(一般的なバジュクルンは4m~必要です)
2.テイラー(仕立て屋さん)に生地を持ち込む
生地を購入したら、テイラーに行きましょう。
テイラーがどこにあるのかは、布屋さんに聞くと教えてくれます。
お店によって、仕立ての値段や納期が違いますので、数件聞いてみて一番良さそうなところにお願いしてみましょう。
この時のポイントは、デザインの写真もしくは実物などがあれば、それを見せてしっかり伝えることです。
ハリラヤ前はとにかく混雑しますので、時期をずらしたり、早めに依頼するほうが良いですね。
3.商品を受け取る
出来上がったら、商品を取りに行きます。
可能であればその時に試着をして、サイズを確認しましょう。
何かあればその場で調整してもらいます。
ハリラヤは家族みんなでお揃いコーデ!
マレー系家庭では、ハリラヤに家族全員で同じ色・同じ布のバジュクルンを着るのが定番。
既製品でも、父・母・子ども用のセット販売もよく見かけます。
実は、色やデザインに流行りがあるそうで、マレー系家族では毎年新調するのが当たり前だとか!!
バジュクルンおすすめのお店
マレーシア在住歴が長いわたしたちJMスタッフがよく買いにいく、おすすめのお店を紹介します。
PKNS ComplexとSACC Mall
高級から庶民派、モダンからトラディッショナル、ジョホール州からケダ州まで(州ごとに特徴があります!)、ありとあらゆるバジュクルンが揃っています。
さらに、ハジ(メッカへの巡礼)に行く人向けの一式まで売られているんですよ。
ディスプレイがとても見やすく、どの店員さんも気さくなので、気に入ったものをどんどん試着できます。
JMスタッフはSACC Mallの中の「House of ZAZA」というお店がお気に入りです。
日本人好みの色やデザインがそろっていて、仕事にも、お出かけにも着やすいんです。
特に「初めてバジュクルンを買う」という方にお勧めですよ。
まとめ
MM2Hでマレーシアで生活するなら、ぜひバジュクルンを着てみてください。
結婚式やお呼ばれ、学校のイベントなどにも大活躍しますし、何よりマレーシア人が喜んでくれます。